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中小企業の良い決算書と悪い決算書の見分け方 2018年5月10日

中小企業の決算書の評価となる重要ポイントは大きく分けて2つです。
営業利益は出ているか」「債務超過でないか」という点に銀行は着目します。

 

● 営業利益
営業利益とは、売上−売上原価で求められる売上総利益から、通常の営業で必要になる人件費、光熱費などを差し引いて求められる利益であり、まさに本業によっていくら儲けたかどうかの指標です。
本業で赤字を出している会社は、これ以上商売を行っても赤字を拡大するだけという解釈となってしまいます。

具体的には3期連続営業赤字となっている会社について銀行は「これ以上営業を続けても再建の見込みがない」と判断し、審査に通過するのはかなり難しくなります。

 

債務超過
債務超過とは、自己資本がマイナスとなっている状態を示します。
企業の資産をどの程度の割合で負債と自己資本で調達しているかを示すのが貸借対照表です。
この状態になると、銀行からの目線では、「この会社は銀行の融資がストップした時点で倒産する」とみなされるため、審査に通過するのは非常に困難になります。

 

債務超過でも利益が出ており、いずれ解消できる見込みであれば問題ない

 

債務超過と一口に言っても、バブル崩壊、リーマンショックなどの社会的な不況を経て、国内の中小企業の債務超過は全く珍しいことではなくなりました。
大きな赤字が出て、その赤字分を銀行からの借入れで補った場合には、大きな債務超過になってしまうことも多々あります。

 

債務超過であっても、営業利益が出ている会社は「一過性の赤字によって、債務超過となったが、今後は本業が回復することから債務超過は解消に向かう」という解釈を銀行は行います。

 

企業にとっての「体力」である資本が枯渇している上、本業でも利益を出せていない場合には、ひと言で言うと「融資を止めたほうがいい企業」という解釈となり、融資を受けることは難しいとされています。

債務超過の企業は銀行融資なしでは資金的な体力がないため、しっかりと利益を出し、良い決算書にしていく必要があります。